西大寺会陽 #1
日本三大奇祭の一つ『西大寺会陽(さいだいじえよう)』は毎年2月の第3土曜日の夜に行われ、裸祭りとして
全国でも有名で岡山県重要無形民俗文化財に指定されています。
数千人のふんどし一丁の男達が、投下される宝木(しんぎ)を奪い合い、無事に宝木もって境内を出た者が今年の福男となる。
死者も出るほどの荒々しい祭りで、今年は『会陽500周年』を迎える年で、少しの時間だったが初めて写真が撮れた。
誰でも参加できるが、福男を目指す同志や企業などのグループをつくり、先頭で宝木を奪い合う一番手、その動きを背後で支える二番手、宝木をまわしに隠して境内から脱出する三番手といった役割分担があり、協力して奪い合う。
今年は宝木の投下時間が飲酒問題や安全面の配慮で午前0時から午後10時へと早まり、お年寄りや小さい子供の姿も多く目にする。
会陽に参加する男達はクループごとに肩を組み「わっしょい、わっしょい」というかけ声をかけながら冬の街中を歩いて会場を目指す。
白足袋は、激しいもみ合いで脱げないようにテープでしっかり巻いている。
表情もだんだん険しく変わっていく。 (PHOTO JAPAN)

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